HHKB Studioは、ポインティングスティックとジェスチャーパッドを搭載したHHKBのハイエンドモデルです。
このリアルフォースなどのキーボードを使っていたので実際にどのぐらいこのポインティングスティックとジェスチャーパッドが便利なのか試してみる為にプレ値で購入。
日本語配列が欲しかったので5万円超えでした^^;
英語配列は44000円でアマゾンで買えます。
HHKB Studioを購入した理由
- ポインティングスティックおよびマウスボタンの追加。
- ジェスチャーパッドの追加。
- メカニカルスイッチの採用。
この3つに心が揺らぎました(笑)
筆者のキーボードの履歴
僕のキーボードの購入歴は、
- HHKB
- 東プレリアルフォース2種類ほど
- レイザーキーボード2種類
- ロジクールキーボード
- その他Amazonにある1万円以下のキーボードなど
とにかく数多くのキーボードを使ってきました。
どちらかと言えば毎日使うものなので使いやすさ、作業スピードを重視しています。
あくまでも そんな僕が使った感想で、個人差がある事は了承下さい^^
ネットやYouTubeでは神のように称えられているキーボードですが、実際はどのようなものかをまとめます。
最初に結論いうと、
「絶賛記事や動画が怪しい」
と思うほどです(笑)
HHKB Studio 実際に利用してみたレビュー
パッケージのインパクトは超お洒落。
さすが高級キーボードHHKBだけある。
hhKBの箱はシンプルでとてもお洒落ですね。
ぶっちゃけ最初にビビったのは、配線の短さです。
とにかくコードが短くてパソコン本体がデスクの下部の隅にあるので届きません(汗)
ただ先っぽがタイプCなのでレイザーのものを接続しても普通に使えました。
ブルートゥースは部屋の中で飛び交いすぎているので使いたくないので有線派です。
ブルートゥースの場合は、電池式というのが何ともレトロ。
HHKBのキーボードはお洒落でコンパクト、そして打鼓音も打鼓感も高級感があって気持ち良いのですが 今回の作品は、「失敗作」と感じた人も多いと思います^^;
YouTubeなどを見ていても絶賛している人多いんですが、
「作業が遅くなるし使いにくい」が本音です。
そもそもマウスを利用するかノートパソコンのタッチパットの方が使いやすいです。
HHKB Studioの良いところ
- 高級感がある
- キーのタッチ音が良い。
- 高級感がある。
- レトロだけどお洒落
HHKB Studioのキータッチの感触はかなり気持ち良いです。
これはHHKB Studioならではでしょう。
また高級感もあります。
ただ総合的にはかなり微妙なキーボードでした(汗)
hhkb使い心地は、かなり微妙
HHKB Studioを5万超えのプレ値で買いましたが使うのを断念。
使えば使うほど時間とストレスを感じました。
その理由は、そもそも目玉の機能が最悪だった…ということです。
この目玉の機能は、ポインティングスティックとジェスチャーパッドです。
HHKB Studioポインティングスティック使いにくい
このキーボードの一番の目玉は、このポインター付きという点でしょう。
その機能名も、
ポインティングスティックとジェスチャーパッド
ですが…これは神クラスに使いにくいです。
これはあくまでも物理的にどう転んでもマウスよりもこの機能が使いやすい事もなく、実際にキーボード上で操作は可能ですが、マウスまで手を移動させる方が確実に便利です。
何を思ってこんなところにポインターを付けたのか?
と疑問に思うほどです^^;;
マウスの代わりには到底ならないと感じた
これは感想というよりは物理的に言える事ですが
どう使おうとマウス移動の方が早いです。
画面のポイントを正確な位置にしかもスピーディーに移動できるのはマウスです。
- ポインターの移動は間違いなくマウスが早い
- ポインターの位置をあわせにくい。
この2点です。
画像編集や特定の場所をコピーする操作もマウスの方が早いです。
右クリックや左クリックもできるのですが、マウスに手を移動する方がどう転んでも早いです。
ポインティングスティックでポインターの移動速度はマウスの勝ち
たしかにキーボード上で操作できればイメージだけは、便利そう(頭のイメージでは、惹かれて購入を決断した)ですが実際に使うと遅いし使いにくいです。
マウスの場合は、機種によりますが、マウスで専用のソフトがあれば ウィンドウズの設定のMAXのスピードよりも速く速度を設定できます。
僕が愛用しているマウスは下記2個です。
細かい不満は色々あるのですが
今はこの2点を使ってます。
結局この2点が今まで使ってきたなかで一番でした。
充電が切れた時の交換用に2個おいて移動用には、同じロジクールをノートパソコン用に持ち歩いてます。
どちらもマウスの設定でポインターの移動はウィンドウズの設定よりも早く移動できます。
この時点でもマウスには、勝ち目もなくポインターを移動したい場合にはマウスに手を移動する方が楽で速いです^^;
ポインティングスティックでポインターの位置合わせが無理
次にポインターを移動できるとしても文章をなぞる、あるいは画像編集などは無理があります。
不可能とは言いませんが、かなりストレスを感じる筈です。
繊細な動きになるので指先で移動できるにしてもこれならノートパソコンのタッチパットの方が操作性が優れていると思います。
指で動かすと力の入れ具合で若干スピードが変わるようですが速度は遅いです。
しかも画像編集や動画編集などは無理だろうし、利用目的にもよりますが、
作業効率が悪い事だけは間違いないでしょう。
100%間違いなくレイザーのキーボードの方が良いです。
キーボードは毎日使うものなので、やはりストレスフリーで使いやすいものが良いという考えなので色々な物を買うのですが 今回のHHKB Studioは、ハズレそのものでした。
ジェスチャーパッドが使い道ない
このHHKB Studioのキーボードを選んだのは、このポインティングスティックとジェスチャーパッド。
あとはHKKBというブランド力。
ですが、ポインティングスティックのみならず、このジェスチャーパッドも微妙です。
- 手が当たると反応してうざい
- マウスでスクロールする方が便利。
「キーボードから手を放さずに作業できる」って夢のようだな…と思ったわけですが
しかしそれは、かなり想像とかけ離れてました。
利便性が良くても作業効率が悪くなって時間ロスするなら意味がありません。
むしろロスでも良くて心地よさを求めるなら寝てる方が良いです(笑)
しかしスクロールするにしても、マウスを超える事は無いでしょう。
ジェスチャーパッド側面に指が触れると反応して邪魔
側面をなぞるとスクロールとかしてくれますが、これが便利とは言えません。
まず手が当たると反応するので邪魔、スクロール一つとっても縦長のページなどはマウスの方が早いしスムーズです。
ゆっくり仕事をしている人ならともかく、ガチで仕事での資料作成やブログやサイトの記事更新作業や画像の編集などの作業では、このポインティングスティックとジェスチャーパッド使うよりもマウスの方が早いです。
またマウスボタンのように右クリックとかもできるのですが、マウスの方が早いです。
これは、
マウス操作とこのHHKBSTUDIOの操作に慣れて計測をした場合、間違いなく早いと思います。
もはや物理的な問題です。
普通にキーボードの横にマウスがあれば、そこに手を伸ばす方が断トツ便利で速いです。
ちなみに僕は この機能が邪魔なのでオフにしていました^^;
どちらの機能も使いたくなければ使わなくても良い筈なのですが…
それだけの問題ではありませんでした…
HHKB STUDIOのポインティングスティックが邪魔
しかも、このポインティングスティック、タイピングの邪魔になるんです。
めっちゃ邪魔。
かなり邪魔です。
G、H、B の3つのキーのところあるのですが、
「が」とか「は」とか 「ば」などを打つ時には、いちいち指がかする事が多発。
この瞬間マジで「イラッ」とします(笑)
指が入力する時に接触するんですよ、回数重ねるとかなりロスになります。
このボタンは致命傷です。
唯一これがストレスになります。
あとは使う前から想定したいた事ですが…
キーキャップは見えにくいです
HHKB Studio キーキャップ見にくい
ある程度タイピングの早くて日本語でも英語でもキーを見ずに完全に打てるような人なら気にならないですが、たまに英数字や記号を打つ場合に色が全部黒なので 文字が認識し難いので キーボードを見ながら打つ人には不向きです。
とはいえこれは、以前にもリアルフォースで経験済みなので
「黒だから見にくい」は覚悟の上でした。
HHKB Studioのキーキャップ変更できない。
事前にキーキャップについても調べると、
「HHKBはリアルフォースと互換性がある」
というような記事を見ていたのですが残念な事に合わなかったです(汗)
色々と見てみたのですがHHKB Studioと互換性のあるキーキャップが見つかりませんでした。
個人的には、絶望的でした…。
正式に言うとG、H、Bの部分は無理ですね。
そしてHHKBStudioと互換性のあるキーキャップが情報が殆どない為、全く分かりません(汗)
せめてキーキャップぐらいは変更したかったのですが諦めました。
これは事前に調べておくべきでしたが、掲載されている情報がありません。
続いては、キーボードのレイアウト変更ができるアプリについてです。
アプリでキーボードをカスタマイズ可能
一応ここでアプリをダウンロードできます。
有線でキーボードを接続してボタンを変更したりできますが、最近のキーボードは殆どこのような機能が実装されているので珍しくありません…。
むしろ、「機能は限定的で少なめ…」と考えると良いでしょう。
また機能としてもボタンの変更が可能ですがマクロ機能などがあると良かったのにな…と思いました。
特に物珍しい機能がなくて残念…。
限りなくシンプルです。
使い勝手や機能性を重視するなら、やっぱりこれが一番です。
HHKB Studio キータッチは最高 ストロークは微妙
ただHHKBならではですが キータッチは気持ち良いのは確かです。
とにかく軽くて押しやすい。
指の触感も神です。
しかしながら長時間文字を打ち、そして作業効率を考えるなら、このキーボードは無いかと思いました。
キーストロークは深い
ちなみに今回のHHKBStudioは、HHKBStudio Professional HYBRID Type-Sと同じ押下圧で45グラムですが、ストロークは0.2ミリ少ないです。
モデル | スイッチ | ストローク | 押下圧 |
---|---|---|---|
HHKBStudio | Kailh製メカニカル | 3.6 mm | 45 g |
Professional HYBRID Type-S | 東プレ製静電容量無接点 | 3.8 mm | 45 g |
ストローク3.6ミリと言えば、3.6ミリ分を押さないと反応しないという事です。
僕が今使っているキーボードは、レイザーのキーボードですが こちらは最小で0.1ミリまで設定できます。
そこまで浅いと押し間違いが懸念されますが慣れると同じです。
殆どキーを押すというより、指先で軽くタッチする感覚です。
慣れるとサクサクとタイピングできるので文字を打つのが かなり早くなります。
もちろん指のサイズや作業内容によって個人差はあると思いますが、タイピングで最速で疲れないで長時間打ち続けられる…という点では、僕は、このキーボードの方が確実に良いと感じてます。
もちろん何度も言いますが個人差はありますが、自分で最大4ミリまで設定できるというのは強みそのものです。
あとヒューマンV3の前に利用していたキーボードはこちら↓
薄型で使い勝手が良いです。
その前はリアルフォースでしたが、僕の作業環境だと薄型のキーボードの方が明らかに早く打てるし楽です。
ただリアルフォースやHHKBのキーボードと比較するとレイザー製品の質感は若干劣るのですが一番大事なのは操作性や機能とその結果なので総合的に見ると、レイザーのキーボードが最高かなって感じです。
どれだけ触感や打鼓感、打鼓音が良いとしても、作業性が著しく劣るなら使う価値ないですし。
ま、キーボードやマウスは、個人差あると思うので、色々なキーボードを使ってみないと分からないと思いますが、100歩譲っても今回のHHKB Studioが、便利というのは耳を疑うぐらいのレベルです(笑)
HHKB Studio作業効率は上がらない。
ひっくるめると とりあえず使えないキーボードでお蔵入りです。
本当にこのポッチが邪魔です。
この値段とこの商品では、-結構微妙ですね!
HHKBの価格は税込み44000円。
- コンセプトは良かった。
- 実物は使うと微妙使えばプラスに感じない。
- 便利そうで便利ではない。
- 作業効率は上がらない。
何をもってこのHHKBのキーボードが作業効率が上がるのか?
と疑問以外ありません^^;
個人差と言える問題でなく物理的に考えても、
「HHKBは高値だが価値がある」ってのは とても言えませんね^^;
これはHHKBのファンでも同様の事を感じると思いますよ。